教育に穴が空く~"非正規"教員 依存のひずみ~
全国の公教育の現場で、教員が確保できずに授業に穴が空く
という事態が相次いでいるようです。
その原因は、教育予算が削減されたために、非正規教員(非
常勤講師)への依存度が高まりすぎたということです。
義務教育費の国庫負担においては、教職員給与費の実支出額
が2分の1から3分の1に削減されました。その差額分は地方に
移譲され、「意欲的に教育改革に取り組む姿勢が芽生える」
はずだったのですが、財政難に苦しむ多くの自治体が、教育
以外の用途に転用してしまったというのが実態です。
また、行政改革推進法で、公務員の定数削減が各自治体に割
り振られているため、教員の定数も削減せざるを得ない状況
にあります。
このような状況の中で、正規教員が削減され続け、人件費の
安い非正規教員が増加し続けているのです。
なんと教師全体の14%が非正規教員だというのですから驚
きですね。
問題は「非正規教員が足りない」ということではありません。
問題は「教員になろうという人がいなくなり、教員を辞めた
いという人がでてくるのではないか」ということです。
非正規教員の多くは、正規教員になりたいと願い、どんなに
待遇が悪くても耐えながら正規採用試験に挑んできたのです。
正規教員が少なくなれば、部活などの授業以外の負担が増し、
正規教員は益々忙しくなっていくでしょう。
同じ1コマの授業なのに、給与が半分の先生が混在する現場。
(新卒正規教員年収330万円:非正規教員年収170万円)
うまくいくとは思えません。。
(NHK『クローズアップ現代』H20.11.6放送)


